危険な煽り運転の増加

最近、危険な煽り運転が増えています。

最初に注目されたのが、高速道路で親子の載ったワゴン車を停止させ、そこに大型トラックが突っ込んだ石橋容疑者の事件です。

この事件では10代の娘2人を残して両親が亡くなりました。

こんな事件があったら、普段煽り運転をやっている人間も「大変なことになる場合があるからやめておこう」と思いとどまりそうなものですが、現実は逆です。

あれ以来、あおり運転の報道は増えています。

これは煽り運転が増えたのか、あおり運転の報道価値が増したからニュースに取り上げられることが増えただけなのか?

いずれにせよ、こんなバカなことをする奴らはできるだけ長い間、刑務所にぶち込んでやる必要があります。

さて、悪質な運転で交通事故被害に遭うと弁護士が示談を申し入れてくることがあります。

交通事故で弁護士を使うことはままありますが、普通は被害者が弁護士を立てて保険会社と交渉してもらうもので、これはお金の話、要するに民事です。

参考: 交通事故・損害賠償示談

加害者が弁護士を立てて示談を申し入れてくる場合は、悪質な運転で刑事罰が予想される場合だけです。

この示談自体は民事の話になりますが、真の狙いは刑事罰の軽減です。

示談が成立しているということは和解済みという事であり、不起訴や求刑の軽減の大きな材料になるのです。

逆に言うと、加害者に憤り、厳罰を望んでいる場合は示談に応じてはいけないということです。

日本人は争いを避けたがる傾向があり、悪質な行為で被害に遭っていても丸く収める方を選んでしまいがちなので、注意しましょう。