借金地獄に堕ちる事情は人それぞれです。
収入に見合わない買物や豪遊、風俗中毒なんかは論外。
そういう人は一度地獄を見た方がいいと思います。
女性で多いのは、自分と収入レベルの違う友達に仲間外れにされないように付き合ううちに借り入れが増えるケースです。
これもちょっとかわいそうではあるけど、自分が悪い。
でも、最近何かと話題になることが多い奨学金の問題はまた別だと思うんです。
二人ともが奨学金返済を抱えている若い夫婦の話を読みました。
親がリストラされたとかで奨学金を借りて進学し、卒業時にそれぞれ300万円近い借金を背負ったとのことです。
似た境遇で頑張ってる者同士、惹かれあうものがあったのでしょうが、夫婦で600万円の借金です。
返済の負担が重いので、子供は2人目を我慢してるのだとか。
これって、当人たちは悪くない。
社会のひずみの問題です。
借金が多いと転職にも慎重になるし、資格やスキルの習得に自己投資することもできない。
つまり、収入を増やすことで問題を早期解決するのはとても難しくなるわけです。
こんなやむを得ない借金でも、本当に返済に行き詰まれば債務整理するほかなく、その後の人生にデメリットを背負います。
そうなってしまったら借金地獄から抜け出す方法を参考に、自助努力してもらうしかないですが、奨学金地獄など本来あるべきではないです。
返済不要な奨学金の拡充を早く図ってほしいと思います。